地縛心霊写真

あの新聞沙汰にった殺人事件を起こした彼の友人から聞いた話です・・、
ムシムシした暑い日の夜の出来事・・
その日は、彼を含め男女4人で居酒屋で呑んでいたようで、
話題は地元の心霊スポット廃墟のK病院でもちきりだったそうです。
呑んだ勢いも手伝って、呑み会後、その廃墟K病院へ肝だめしに行くことになり、
彼達は1台の車で向かったそうです。
山のふもとにあるその病院は精神病院だったようで、
重度の障害を持つ患者に対して不当な実験?手術を繰り返し、
たくさんの方が変死で亡くなられたと噂されていた病院・・、
今では、完全な廃墟となり、雑誌などに載る有名な心霊スポットです。
ちょうど、ふもとに差し掛かったとき、むし暑かったはずなのに急に霧が立ち込み、霊感の強いA君にだけ鳥肌、耳鳴り、身震いが走り始めたそうです。
そのときは、誰もがウソじゃないか?
とA君をからかいながら音楽もガンガンにして楽しく、彼が運転する車を走らせていました。
そして1時間後くらいで到着して、彼らは廃墟の前に車を、何かあった時のために、すぐ逃げれるようバックで駐車をして車を降りました。
そこにはフェンスに囲まれた廃墟K病院が彼達に
’近づくな’
と警告をするかのように不気味にそびえ立っていたそうです。
しかし、彼らはそんなこともお構いなしにデジカメで記念写真をパチリ・・
そのときA君に、目から頭にかけて激しい激痛が走りしゃがみ込んでしまいましたが、「大丈夫!」と言ったので、
みんなでフェンスを乗り越え、
ここで引き返しておけば惨劇も免れたであろう不気味なK病院へ入って行くことになりました・・。
割られたガラスの玄関をくぐり、
受付だったところを抜け、
静まりかえった落書きだらけの廊下を進み・・、
診察室と思われるところに入った瞬間!
彼に一瞬、手でしっかりとつかまれた感覚が走った・・
その時です!
鳴るはずもない受付カウンターにあった古い公衆電話が、突然鳴ったのです!
鳴り響く電話の音で、彼らは、わけもわからず一目散に逃げ、フェンスを飛び越し、急いで車に逃げ込みました。
しかし、
エンジンをかけアクセルを踏んでいるのにもかかわらず、彼の車は、一向に進まないのです。
「早く!早く!」とみんなが叫ぶ車内・・
1分くらいして、タイヤの焦げクサイ臭いが車内に立ち込めたとき、
ようやく車が走り出し彼達の車は転がるように猛スピードで山を下りて行きました。
そして街に戻り、ようやくコンビニにたどり着いたとき、
彼達の乗っていた車の異常に、はじめて気付いたのです。
ホッとしながら車を降り、コンビニに照らされた車を振り返って見れば・・
ボンネット、サイドガラス、ドアの部分にあるはずもない無数の手型がベタベタと付いていたのです。
そして、彼が廃墟で公衆電話が鳴った時、誰かに手をつかまれた話をすると、
A君以外のみんなもその時に、手、足、首などをつかまれていたようです!
そして、つかまれたところを見れば・・、
手でにぎられたような跡が肌にクッキリ赤く浮き上がり残っていたそうです。
その日からというもの、言い出しっぺの彼は、あまりの恐怖で眠れない日々が続きノイローゼ気味になってしまったそうです。
そして、霊感の強いA君はその時は、大丈夫と言っていたはずでしたが、
記念撮影時の激しい激痛が原因なのかわかりませんが、その後、両目の視力を失い、失明してしまったそうです。
足を触られた友人はその翌週バイク事故に合い片足切断に・・。
首をつかまれた女性の友人は、突然遺書も残さず首吊り自殺をその1ヶ月後にはかってしまったのです。
そして、手をつかまれノイローゼになった彼は?というと・・
普段はおとなしい人柄だった彼でしたが、
精神的に異常をきたしたのか、突然発狂したり、わけのわからない事をブツブツ呟いたり・・時には暴力的になったりと・・あの日から別人となってしまったそうで・・そして、ある日の夕方にとうとう・・
通行人を無差別にナイフで切り付け、8人を殺めてしまったそうです。
そう・・今もまだ
『憑いたまま・・』
執行猶予で精神病院に入ってるらしい・・
余談ですが・・
この話を語るに一枚だけ残った廃墟前で撮ったはず記念写真には、
何故かみんなの姿は写ってなく、人体実験を繰返されたであろう精神患者らしき男が写真いっぱいに写っていました・・・
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